答志島架橋に関する一般質問

三重県議会

「平成19年6月」第2回定例会 06月19日 中村進一県議会議員

中村進一県議会議員
 先ほどの中村勝議員の島へおいないな、これに関連いたしまして、1点、離島振興について確認をさせていただきたいと思います。
 知事が、昨年5月12日に、答志島から管島へ行かれました。そのとき、私ども離島議員連盟も一緒に同行させていただきまして、島民の皆さんとの意見交換会も出席させていただきました。先ほど、様々な成果といいますか、そのとき出た課題の進捗状況を聞かせてもらったんですけれども、一番大きなものが抜けてしまったと思います。私自身もあのとき思ったのは、知事が離島架橋について、今までと違う、ちょっと積極的な発言をしたなと私はイメージを持っておりました。先ほどほかの議員にも確認させてもらいましたら、そんな雰囲気でございました。
 それから、昨日、鳥羽の市長にちょっとそのことも確認させてもらいました。木田市長も、今残っているのは、印象として、知事の言葉に、離島架橋についてちょっと積極的な発言があったなという雰囲気やったんですね。当然、島民の皆さん方もそういう思いを持っておられると思いますので、そういった皆さん方の思いといいますか、期待に対してどのようにこたえていくのか、1点、それを聞かせていただきたいと思います。
 2点目は、神島、先ほど、中村勝議員の質問に対しまして、重く受けとめるということでございました。私はぜひ行っていただきたいなというふうに思っております。実は私どもも、昨年の9月6日に、うちの新政みえの議員団と、それから市町村議員の皆さん方と一緒になって、実は神島へ行ってまいりました。その調査の中身は、やはり南北格差も進んでいるし、離島の課題は今まで何人かの議員がこの場で議論をしてきましたけれども、なかなか進んでいない部分もあるし、現地を一遍見てこようかと。そのときに、婦人会の方とか自治会の方とか、それから漁協関係の方ともかなり深い議論をさせてもらいました。帰りの時間が、あそこは3時半なんですかね。もうそれを超えると船がないということでございますので、時間もなくなってしまったんですけれども、そのときに出たいろんな意見が、やはり観光とか、あるいは雇用の問題、そういったものがなかなか進んでいないとか、あるいは高齢化がどんどん進んでいくとか、若い人たちがやはり一緒に住むには、土地的に非常に少ないので、公営住宅なんかを何とかしてほしいと、そんないろんな意見が出ましたので、それで、一番大きな皆さんの思いは、やっぱり神島へ知事に来てくださいという声が非常に強かったんですね。そんなこともありましたので、先ほどの中村勝議員の答えに対して、重く受けとめるということは、行っていただくというふうにとらまえさせていただいてよろしいのでしょうか。
 以上です。

野呂昭彦君知事
 まず、離島架橋のことについてお尋ねでございますけれども、先ほど、中村勝議員がアンカールート構想についてお尋ねになりました。そのときに担当部長のほうからお答えいたしましたように、国土形成計画、そして地域広域計画、そういう中で、こういった大きなプロジェクトについてどう位置づけられるのかと、こういうことがあろうかと思います。私としては、昔からあります湾口道路、これも、今の経済状況、国の状況ではなかなか厳しいのかなと、こう思っておりますけれども、しかし、長い長い将来まで考えていきましたときに、これを今からもうあきらめるとか、そういうことではもちろんないと思います。それから、その構想と離島架橋というのも密接にあるいは関連するかもしれません。そういう意味では、離島架橋そのもののあり方につきましては、地域広域計画へのこれから県としての意見をどういうふうに具申をしていくのかという中で、今、検討をさせていただいておるということでございます。
 それから、2点目のことにつきまして、神島につきましては、昨年、参るつもりでおったところ、天候のああいった都合で行けなかった。島民の皆さんは何かお待ちをいただいておったということで、そういう点では大変申しわけないなと、今も大変心に少し気になっておるところでございます。先ほど、中村勝議員のほうからお話がありまして、中村進一議員もまた当市の御出身でございまして、両議員からお話がございましたので、重く重く受けとめてまいりたいと、こう思っておるところであります。
 実は、私としては、「知事と語ろう 本音でトーク」等、これまでの4年間、随分実施をしてきました。今後、そういったものの進め方につきましても、今後はやっぱり地域地域で特色ある状況がいろいろあったり、あるいは年代層でまた県に対する思いが違ったり、あるいは男性と女性の場合でも少しまた見方が違うとか、いろいろまた北と南とでも違ってくるとか、いろいろあるのかなと、こう思いまして、今、そういった持ち方について検討もしておるところでございます。神島が、そういう検討の中でうまく入れられるかどうかというのはわかりませんが、しかし、今申し上げましたように、重く重く受けとめた中で、今後対応していきたいと思います。

中村進一県議会議員
 今の答弁、わかりましたけれども、離島架橋につきましては、結構島民の皆さん方の期待が非常に強いということでございますので、あのときのあの雰囲気をぜひまた思い出していただきまして、今、いろんな検討に入っているという確認もさせていただきました、地域広域計画の中へということでございますので、その辺も見守らせてもらいたいと思います。
 神島の課題につきましては、まさに答志、管島までは行けたけれども、それから先へ突然行けなくなったというのが、それがもう今のあの島の私は大きな課題だというふうに思っております。そこら辺も認めていただきたいと思いますし、それから、先ほど「鶴瓶の家族に乾杯」の話が出ましたけれども、あのとき出た中村旅館というのもちょっと知り合いなんですが、あそこへすぐ電話を入れたんですよ。そうしたら、もう番組の終わってすぐやとなかなかかからなくて、遠いところからどんどんどんどん電話が入りっぱなしやと言うんですよね。それだけ広告効果も大きいし、また、知事がやはり神島へ行くということ自体も、大変地元の皆さんの期待だけやなしに、結構広告効果も大きいというふうに思いますので、そういった意味で、ぜひ強く強く行っていただきますように申し上げておきます。
 終わります。ありがとうございました。


 

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答志島架橋建設促進協議会